カテゴリー別アーカイブ: 不妊症

二人目不妊はなぜ起こる?

一人目の赤ちゃんは無事に授かったのに、なぜか二人目が授からない・・・
という二人目不妊に悩む方も多いのではないでしょうか?

これを東洋医学的に端的にいうと
出産時の消耗からお身体が抜け出せておらず、
そのために ご自身の生命維持に必要な五臓六腑を機能させるのに精一杯で
生殖器にまで手が回せていない状態、ということになります。

例えば、産後から
・生理周期が乱れるようになった
・月経血の状態が変わった
・髪の毛の質が変わった
・肌質が変わり化粧ののりが悪くなった
・疲れやすい
・爪が薄くなった
・虫歯になりやすくなった
などの症状はでていないでしょうか?
これらの症状は一例ではありますし、絶対ではないのですが
産後にお身体が回復しきっていないと、続きやすい症状なのです。

二人目不妊を予防するためには
産後にお身体をしっかりと休めることが必要となります。
赤ちゃんのお世話をしながらなので大変な時期なのですが
具体的には
・寝られる時に寝る
・食べ物は消化に良いものにする
・スマホやテレビを見過ぎない
といったごくごく基本的な養生が大切です。

また、産後から鍼灸治療を受けるのも
二人目不妊の予防や、産後の回復に大きな助けとなりますので
上記の基本的な養生を守っても回復しない場合には
お気軽にご相談ください。

追記
最近の産院の中には
ずいぶんとコッテリとした入院食をだしてくる所もあるようです。
お母さんに「お疲れ様」の意味もあるのでしょうが
産後のお腹への負担も大きく、また乳腺炎にもなりかねないので
個人的には控えていただきたいところです。

「不妊症」・「慢性前立腺炎」の鍼灸ブログ
大阪府吹田市(豊中・千里中央近く)の漢方鍼灸院・鳳仙花より

不妊治療の中休みのとり方

クリニックで不妊治療を続けていると使用する薬のためにお身体が疲れてしまい(精神的にも)中休みを入れるという方もおられます。

私としても、がむしゃらに不妊治療を連続するよりも
場合によっては一度体勢を立て直したほうがよいと思う時もあります。
次の機会に備えるという意味においてはとてもポジティブなことだとも思います。

しかしその中休みのとり方で非常に「もったいない」と感じることもあります。
それは不妊治療の中休みを、西洋医学的な治療を休むのと同時に
鍼灸院への通院も同時に中休みにしまうといった場合についてです。

不妊治療の中休みは、基本的には薬等で疲弊したお身体を休めて全身状態(精神状態も)の向上を図ることが目的となるのですが、そのためにはただ単に薬を服用するのを止めるというだけでは不十分である場合も見受けられます。

では休み中どのように過ごせばよいのかというと
まず大切なのは、しっかりと身体を養うことです。
その為には、(自分に合った養生法が分かっている場合は)
できる範囲で構わないので養生法を守っていただきたいのです。
そして、それと並行して鍼灸でもきちんとお身体を整えてゆくことも重要となります。

不妊治療での薬を断っている間は東洋医学的なアプローチによって
お身体を整えやすい(回復させやすい)こともあり
私に言わせれば「中休みに鍼灸を受けなければいつ受けるのだろうか」というぐらいにこの時期の鍼灸には意味があります。

しかし、中休みの間は「完全に不妊治療に関することから解放されたい」といったような精神的な休みを主な目的とした場合には、全てを休むことも仕方ないのですが。

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大阪府吹田市(豊中・千里中央近く)の漢方鍼灸院・鳳仙花より

 

 

東洋医学と西洋医学の違い その2

前回、森がその均衡を失った時に、その均衡を回復させることによって、問題(症状)を起こしている木を助けるのが東洋医学であるとお話しました。

ですから前回も少し触れたように、針やお灸、漢方薬を使うこと自体が東洋医学なのではなく、これらはあくまでその実践のための道具に過ぎないのです。

なので、本来の東洋医学の実践には、実は針やお灸、漢方薬がなくても代用できる道具が何かあるのならば差し支えないのです。

また逆に、針やお灸、漢方薬を使っていても、森にアプローチせずに、問題(症状)を起こしている木自体にアプローチしているのならば、これは西洋医学的治療であると言えるでしょう。

つまり、症状に対する科学を根拠にした治療が西洋医学で、
人に対する(言いかえればその人の持つ原因)永年の観察を根拠にした治療が東洋医学であると言えます。

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大阪 吹田市(豊中・千里中央近)の漢方鍼灸院・鳳仙花より

東洋医学と西洋医学の違い その1

東洋医学と西洋医学の違いとはいったい何なのでしょうか。

一言でいうならば、それは人を観る距離にあります。

東洋医学では人という「森」をまとめて観ます。
つまり、少し離れて観ることで統合的に全体を理解しようとしているのです。

西洋医学では病気の出ている「木」をじっくり観ます。
つまり、近づいて観ることで分析的に細かく理解しようとしているのです。

どちらが良い悪いという問題ではありません。
その時どちらが必要かという視点で使い分ければよいと思います。

例えば、一本の木が弱っていてそれを治そうとする時に
その木自体に、虫が巣くっている・折れている等の個別の問題があるのならば、その木自体に手を入れるべきですし(西洋医学的治療)、
その木自体には問題がなく、周りの木が茂り過ぎて日当たりが悪くなっている・その森の土質が悪い等の全体的な問題があるのならば、森全体に手を入れるべきなのです(東洋医学的治療)。

針やお灸、漢方薬を使っていれば全て東洋医学的治療であるとは
言えないのです。

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大阪 吹田市の漢方鍼灸院・鳳仙花より