不妊症

東洋医学と西洋医学の違い その1

2013年10月12日

東洋医学と西洋医学の違いとはいったい何なのでしょうか。

一言でいうならば、それは人を観る距離にあります。

東洋医学では人という「森」をまとめて観ます。
つまり、少し離れて観ることで統合的に全体を理解しようとしているのです。

西洋医学では病気の出ている「木」をじっくり観ます。
つまり、近づいて観ることで分析的に細かく理解しようとしているのです。

どちらが良い悪いという問題ではありません。
その時どちらが必要かという視点で使い分ければよいと思います。

例えば、一本の木が弱っていてそれを治そうとする時に
その木自体に、虫が巣くっている・折れている等の個別の問題があるのならば、その木自体に手を入れるべきですし(西洋医学的治療)、
その木自体には問題がなく、周りの木が茂り過ぎて日当たりが悪くなっている・その森の土質が悪い等の全体的な問題があるのならば、森全体に手を入れるべきなのです(東洋医学的治療)。

針やお灸、漢方薬を使っていれば全て東洋医学的治療であるとは
言えないのです。

「不妊症」・「慢性前立腺炎」の鍼灸ブログ
大阪 吹田市の漢方鍼灸院・鳳仙花より

 

コメントは受け付けていません。

↑PageTop