先日、慢性前立腺炎の患者さんから聞いたお話なのですが
医療機関で自分の症状を説明すると
「そんなことは、医学的にあり得ない。」と一蹴されたことがあったそうです。
その患者さんは話しながら苦笑しておられました。
もちろん大多数の医療機関に従事しておられる方々は
良識的かつホスピタリティを持った尊敬すべき人達なのですが
悲しいことに中にはこのように患者さんの訴えに耳を傾けずに
独善的な振る舞いをする人もいます。
たしかに患者さんを診る側の人間というのは
患者さんの言うことを盲目的に聞くのではなく
その患者さんの表現力を考察したり、その言葉の意図するところを読み解く
などといった作業を常に求められ
話を聞きながらも様々な可能性について
考慮しなければならないものではあります。
しかしだからと言って
自分の知識の中に無い事柄や、理解できない現象について
「医学的にあり得ない」などと決めつけて耳を塞いでしまうのは
如何なものでしょうか?
あり得ないと決めつけるのではなく
(その言葉が真実であると思えるのならば)
何が起こっているのか・なぜ起こっているのかを考え
仮説だてて検証するなどしてみるべきではないでしょうか。
そうすることで科学は発展してきましたし
またそうしなければ科学の発展はあり得ないのではないでしょうか!
特に西洋医学が科学を母体とするのであれば尚の事ではないでしょうか~!
・・・などと東洋医学の鍼灸師である私が熱く語っても仕方ないのですが(笑)。
「不妊症」・「慢性前立腺炎」の鍼灸ブログ
大阪府吹田市(豊中・千里中央近く)の漢方鍼灸院・鳳仙花より