慢性前立腺炎の対処法
慢性前立腺炎の対処法として射精することを推奨する方もおられますが
これは必ずしも全ての患者さんに良いというわけではありません。
では何故このような対処法が推奨されるのかというと、
単純に射精して精液と一緒に細菌も出してしまおう、という発想です。
しかし、慢性前立腺炎でお困りの方の多くは非細菌性の慢性前立腺炎です。
なので、射精をして良くなるわけではありませんし、細菌がいないとはっきりした後にまで抗生物質を飲む必要はありません。
患者さんの中には
実際に射精による症状の悪化を感じている方もおられますし、
抗生物質の長期服用によって消化器系の状態を悪くしてしまい
返って慢性前立腺炎の回復を遅らせている方もおられます。
何が自分にとって正しい対処法なのかを判断するのは難しいことですが
その対処法を実行して、ご自身の症状や体調がどう変化したかを注意してみることは、ひとつの判断材料になるのではないでしょうか。
※ただし、実は治ってゆく過程で一時的に症状が強く出ることもあるのです。
これに関しては、その患者さんの状態を正しく理解している専門家によって個別に精査されるべきことなのでここでは割愛しますが、薬の処方や鍼灸を受けていてもし状態が悪くなるなどして不安に思うことがあれば、その治療家に今自分の身体に何が起こっているのか聞いて説明してもらうとよいでしょう。
「不妊症」・「慢性前立腺炎」の針灸ブログ
大阪 吹田市(豊中・千里中央近く)の漢方鍼灸院・鳳仙花より